指導内容

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進級対策

毎回の定期試験の範囲は膨大です。試験前の付け焼刃の勉強では到底太刀打ちできません。

また、日々の勉強をしっかりしていても、あまりにも範囲が膨大なので、いくら勉強しても間に合わないという状況に陥ってしまいます。

このような状況で進級するためには、限られた時間の中で「効率的に勉強すること」が絶対条件となります。
当会の講師が「進級するための勉強」を伝授いたします。

具体的には、大学の講義を担当される先生の教科書、プリント、ノート、過去問をご持参いただき、当会の講師がそれらに沿って授業を展開します。
この授業内容は、大学の講義を担当される先生の出題の傾向を踏まえて、授業をお受けいただく生徒様に合った形のものとなりますので、まさにオンリーワンの指導となります。

医学部

医学部1年生(一般教養)

一般教養というと医学の勉強とは離れた、高校の勉強の延長のようなイメージを抱きがちですが、医学部の教養科目は、高校で学んだ数学や理科などをベースにしつつ、さらに高度な内容が求められます。例えば数学では、偏微分や微分方程式、行列、化学であれば、有機化学の専門的な内容が範囲に入ってきます。また、物理や生物といった科目はほとんどの医学部生は、大学受験でどちらかは選択していないことが多いにもかかわらず、高校の内容を前提として、物理であれば原子物理や波動、生物であれば細胞生物学や分子生物学といった医学のベースとなる内容を学んでいきます。

大学の授業は、高校までとは異なり、わかりやすい参考書も少なく、また内容も大学によって多種多様です。過去問や授業のプリントをベースに、生徒様の理解を深め、確実に合格点を超えるよう、指導を行っていきます。

医学部2年生(基礎医学)

多くの大学では2年生から医学部の専門科目がスタートします。解剖学を筆頭に、生理学、生化学、組織学、免疫学、微生物学、細菌・ウイルス学等、医学を学んで行く上で必要不可欠な科目が目白押しです。1つ1つの科目で覚えなくてはいけない内容は膨大である上に、単なる暗記に止まらず、しっかりとした理解が必要です。例えば生理学では、心臓の収縮期、拡張期のポンプの機序、免疫学では、細胞性免疫、液性免疫がどのような細胞がどう働いているのか、深い理解をしなければ定期試験で確実に得点することは難しいです。

一般教養と同様に、各大学で個々の対応が必要不可欠になっていきます。また、この一番重い基礎医学を学ぶ時期に、どのように定期試験に対策すべきか、その後の共用試験や国家試験につなげるにはどのように勉強すべきかということを体得することも目標に指導を行っていきます。

医学部3・4年生(臨床医学)

基礎医学が終わるといよいよ臨床医学がスタートします。臨床医学では、その後の共用試験や国家試験、さらには卒業後の医師としての必要な知識を習得していくことになります。臨床医学と一言で言っても、科目は全ての診療科にわたり、それぞれの内容の暗記ではなく、病態生理、症状、治療をしっかりと理解して行く必要があります。また、大学によっては、国家試験のレベルを超える、かなり細かい内容まで問われる診療科もあります。

臨床医学の基礎的な内容、例えば、浮腫であれば、どういう病態生理でそのような症状が出るのか、またその背景にある疾患に対してどのような治療をすべきかということを把握することが重要です。また、試験日程において、消化器や循環器といった非常に内容の濃いメジャー科目が集中する形で組まれることも多くあります。それらの試験をしっかりとパスするために、全体の試験日程も踏まえながら生徒様に寄り添った、かつ根本的な理解を得られるような指導を行っていきます。

歯学部

歯学部1年生(一般教養/基礎医学)

一般教養に対しては、高校の勉強の延長のようなイメージを持つ人が多いでしょう。しかし、数学や理科(生物、化学、物理)、英語等を高度に学習することは、医学や歯学に直結します。数学を例に取ってみれば、統計学を理解するのに役立ち、理科における生化学をはじめとする各科目は人体の中で起きている様々な現象を把握する基礎医学を学ぶ上で必須の知識となります。高度な英語は論文の理解に必要不可欠であり、近年では国家試験でも英語の問題が出題されます。

大学の授業は高校の授業ほど親切ではありません。各大学でカリキュラムや教科書をアレンジしていることに加え、暗記だけではクリアできない部分が多々あります。これは既習/未習を問わず膨大な範囲を学習する理科、コンパクトにまとまった教科書がなく新しい概念や用語がどんどん出てくる数学などで顕著です。したがって、高校で学んだ内容の延長線上にあると高を括っていると初手から躓くことになってしまいます。また、一部では1年生から基礎医学の授業が始まる大学もあり、近年益々学習内容が増えております。

当会では、生徒様の通っていらっしゃる大学の過去問や授業のプリントをベースに、生徒様の理解を深め、確実に合格点を超えるよう、指導を行っていきます。

歯学部2年生(基礎医学)

多くの大学では2年生から歯学部の専門科目がスタートします。歯学部でも、基礎医学を学ぶため、医学部の学生とほぼ同じ内容を学んでいくことになります。

解剖学を筆頭に、組織学、発生学、生理学、生化学、免疫学、微生物学等、歯学を学んで行く上で必要不可欠な科目が目白押しです。1つ1つの科目で覚えなくてはいけない内容は膨大である上に、臨床分野につながる深い理解が必要となります。例えば、生理学では痛みについて学びますが、これは歯科麻酔学を理解するために必須です。微生物学は歯周病やう蝕の原因を学ぶことになります。解剖学と発生学は矯正歯科や小児歯科を学ぶ時に必ず理解している必要があります。

当会では、各科目において理解すべきポイントを明確にし、定期試験で確実に得点が取れるよう指導していきます。また、共用試験や国家試験を見据えた統合的な理解を促します。

一般教養科目と同様に、大学別に個々の内容に応じて指導をいたします。また、この一番重い基礎医学を学ぶ時期に、定期試験をクリアする勉強法、そして、その後の共用試験や国家試験にスムーズに繋がっていく勉強法を生徒様に体得していただくことも指導の大きな目標です。

歯学部3・4年生(臨床医歯学)

基礎医学が終わるといよいよ臨床医歯学がスタートします。臨床歯学では、その後の共用試験や国家試験、さらには卒業後の歯科医師としての必要な知識を習得していくことになります。また、歯学科に特徴的な内容として、臨床医学も一通り学習することになります。

臨床歯学はザッと書き出すだけでもFD、PD、インプラント、保存修復、エンド、矯正、小児、口腔外科、高齢者歯科など非常に幅広い分野にわたります。歯科に特徴的なポイントとして、一人の患者様の口腔状況の変化に合わせた治療が求められるため、各分野が激しくクロスオーバーします。さらに、使用する歯科材料などに使われている素材などを学ぶ歯科理工学、歯の形をワックス棒から削り出す歯型彫刻、歯科の手技を練習する実習も行われるため、縦断的にも横断的にも学習する必要があります。

また、大学によっては、国家試験のレベルを超える非常にマニアックな試験が課されるため、教科書に載っていない範囲までしっかりと学習する必要があります。歯科領域では内容が充分な参考書や問題集がないため、複数の参考書や問題集をどのように使いこなしていくかが学習を進める上で非常に重要になってきます。

さらに、スケジュール管理も必要です。期末試験の本試験、再試験、進級試験、共用試験を非常にタイトな日程で行う大学がほとんどです。そのため、全体の試験日程を踏まえた計画を立て、生徒様と共に全ての試験を着実にクリアしていくように指導を進めます。

共用試験対策

ほとんどの大学では、4年次に共用試験(CBT・OSCE)が実施されます。
1年次から毎回の定期試験等に追われてしまい、共用試験対策が手薄になってしまう生徒様は少なくありません。

また、「共用試験は特に対策を講じなくても大丈夫」とか、「過去問を暗記すれば大丈夫」と考えている生徒様も少なくありません。
直近の共用試験では各診療科のしっかりした理解が必要な問題が出題されております。

さらに、過去問や市販の参考書・問題集に掲載されている問題がそのまま出題されることはありません。
そのため、周到な学習計画の下、出題傾向を踏まえた真の理解が必要不可欠となります。当会の講師が「合格するための勉強」を伝授いたします。

国家試験対策

直近の出題傾向として、より臨床実務に即した問題が出題されていることはご存知のとおりです。
この傾向は第112回の国家試験から一般総論の問題が大幅にCBTに移り、国家試験が臨床医学の試験である旨の宣言がなされたことに起因します。

これにより、各診療科の知識の単純な暗記で乗り切ることはさらに難しくなり、その深い理解が必要不可欠となっております。
そのため、当会では過去問や市販の参考書・問題集を素材として、それらを様々な角度から深く考察し、時に問題演習、時に口頭試問を行うなどして、揺るぎない理解をつくり上げます。

卒業試験対策

前述のとおりに、毎回の定期試験の範囲は膨大です。それらの集大成の試験が卒業試験になりますので、対象となる範囲は途方もなく膨大なものとなります。
そのため、6年間の確かな積み上げが必要となりますので、長期的な計画の下で学習を進めることが必須となります。

具体的には、大学の講義を担当される先生の教科書、プリント、ノート、過去問をご持参いただき、当会の講師がそれらに沿って授業を展開します。
この授業内容は、大学の講義を担当される先生の出題の傾向を踏まえた、授業をお受けいただく生徒様に合った形のものとなりますので、まさにオンリーワンの指導となります。